- 開催日時:2018年3月16日(金)10:10~11:20
- 場 所:江戸川区総合文化センター2F会議室
- 出 席 者:
- 一般社団法人 笠間市国際交流協会(20名)
- EIFA-江戸川国際友好会(4名)
- 江戸川総合人生大学事務局(1名)
- 江戸川総合人生大学同窓会(9名)
懇談会開催の経緯は、笠間市国際交流協会よりEIFA(江戸川国際友好会)へ交流会(懇談会)を開催したいとの提案がありました。そのことについてEIFAの代表から同窓会へ紹介があり、江戸川総合人生大学同窓会との懇談会が実施されることになったものです。
【懇談内容】
同窓会 前田会長より挨拶:
- 懇談会について話があった時、人生大学在学時に聞いた笠間稲荷についての話が思い浮かび、親近感を抱いた。
- また江戸川区は都内で2番目に外国人(特にインド人)が多く居住している。2年後には東京五輪・パラリンピックを控え、国際交流に尚一層力を入れていかなければならないこと感じている。今日を機に、勉強を重ね交流を深めていきたい。
笠間市国際交流協会 増渕理事より挨拶:
- 笠間市は、日本三大稲荷の一つである笠間稲荷神社に年間300万人超の参拝者が訪れる。また、笠間焼は有名で、御影石の産地でもある。そんな笠間市に20数年前笠間市国際交流協会が設立され、国際交流活動推進に努めてきている。
- 今日は懇談会を通し、さらに交流を深める機会としたい。
EIFA-江戸川国際友好会 土谷会長より挨拶:
- 江戸川区は人口68万人、まだ増えつつある。しかし、日本全体を考えると高齢者増、人口減という状況で日本の将来を考えると心配も多い。そんな中、交流を通してまちの活性化などについて考えている。今回の笠間市と江戸川区の交流会なども踏まえ、交流人口について考えたい。
【活動報告】
- 江戸川総合人生大学 森本室長:
- 人生大学は平成14年7月に出された江戸川区長期計画の共育・協働の精神のもと、地域が互いに助け、支え、教え、学び、育て合い、共に手を携えて生きる喜びを実感できる社会を創っていくという理念の中で発案された。
- 平成16年10月に学びと実践の場として開学。2学部4学科で構成され、その中で多方面から学生一人一人が自分自身の課題を見つけ様々な学びによって得た力をどのように生かすことができるか、自身の可能性を見出し豊かな人生を実現する人々の「共育」「協働」の文化を育むことを目指す。
- 江戸川総合人生大学同窓会 前田会長:
- 会員は江戸川総合人生大学の卒業生、2008年4月創設、会員数500名弱。会員相互の親睦を図り、江戸川総合人生大学の発展に寄与することを目的とする。会長、副会長はじめ10名の役員で役員会を構成する。運営組織は、総務部会、活動部会、広報部会、ホームページ運営委員会、人生大学ボランティア連絡会で構成されている。
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活動内容は、①親睦・交流のための活動(同窓会だより発行、ホームページ運営、文化講演会、バスツアーの実施、同窓会クラブ活動 など) ②社会活動支援のための活動(人大ボラ連と在校生の集い開催、ボランティア活動グループ訪問、諸活動への人的応援などの支援 など) ③江戸川総合人生大学の発展に寄与する為の活動・対外交流など(オープンキャンパスへの応援、江戸川総合人生大学大学祭への参加、みと好文カレッジとの交流会 など)
- 笠間市国際交流協会 木村専務理事:
- 1994年に笠間国際交流の会(KINEX)と旧笠間市企画課が「国際交流指針」を策定しそれに伴い、1995年4月に笠間市国際交流協会が創立した。その後「多文化共生社会の国際交流団体実現」を課題として国際化推進事業に取り組み、市内の国際交流団体を統括する組織として2009年4月社団法人となり現在に至っている。
- 笠間市国際交流協会は、諸外国との様々な交流を通して市民の国際的な視野の拡大、国際的な相互理解を深め、笠間市の生活文化・経済・教育・産業・芸術等の向上を図り、国際化と国際交流による平和に貢献できる国際芸術文化都市の創造を目的としている。
【活動として】
- 笠間市国際交流協会
- ドイツ ラール市の園芸家が菊づくりの技術習得のために笠間市を訪れたことをきっかけに始まった友好都市関係。レバノン、エチオピア、クウェート大使館との交流など海外との交流。東日本大震災時には、ラ―ル市からは700通ものお見舞いのはがき、クウェート大使館からは原油500バレルが届くなど励ましや、支援があった。
- 日本の伝統文化や日本古来の風習を体験する機会として、ホームステイを行ったり、市内在住外国人向けの日本語講座も開いたりしている。
- ホームタウンガイド活動では、笠間焼の陶炎祭(ひまつり)や菊まつり、鏑流馬の見学などで観光通訳ガイドを行ったり、歴史や文化を体験したりする活動をしている。
- 協会の創立20周年の式典では、外国人を魅了する和のおもてなしとして、笠間の地場野菜や食材を使い笠間焼の器を使用した。機会あるごとに笠間市を知ってもらうよう心掛けている。
- 外国人をサポートする活動として、県国際課・県国際交流協会と連携し、多言語生活ハンドブック、多言語防災ハンドブック、多言語医療機関ハンドブックなどを作成、配布している。
- 常に、外国人と一緒に活動することを念頭にして国際交流活動を行っている。歴史薫る自然豊かな美しい街 笠間市へ大勢の人々が訪れることを願っている。
- 江戸川国際友好会
- 1990年江戸川区の豪州 ゴスフォード市との姉妹都市締結を期し国際友好実施のため会員組織化がされEIFA が創立した。最盛期には会員数50名超であったが、会員の高齢化と若年会員の活動不活発などから、退会者が増え活動は限られている。
- しかし区内唯一の横断的な国際友好組織であり、辛うじて組織活動を行っている。代表(私)としては、区外各地で街活性化に関する講演や交流活動を行い、意見交換アイデア提案、新しい社会スキームの開発などを実施している。
- 日本は将来人口が減少し、高齢者層の増加、若年者層の減少など社会の歪みを生じる懸念がある。そのことを思うと今から対策を講じる必要がある。私は、地方都市と首都圏との交流人口の人為的拡大の流れを作り、活性化させる努力に注力しつつある。何とか交流人口を増やしたい。
【懇親会】
懇談会終了後、会場を区内レストランに移し、昼食会(懇親会)が催されました。和やかな雰囲気の中、参会者同士懇談会の感想を言い合ったり、互いの活動について尋ねたり、思い思いに語り合う姿がありました。短い時間ではありましたが、交流を深めることができました。
(記:同窓会書記 大塚恭子)